VFR800F 慣らし未満インプレ その4
ずいぶん納車までの前置きが長くなってしまいましたw
ついに納車されたVFR800F。
試乗車とは違い自分のバイクという安心感。
いや、とは言えいきなり倒したりでもしたら泣きそうなんですが・・・
納車説明を受けながら、自分でも色々確認。
まず気になったのは、方向指示器とホーンのスイッチの位置が今までのCB400SBと真逆になっているところ。
慣れるまで絶対プピ芋やらかすよ、これ。
お店の人に聞いたところ、最近のホンダ車は大体入れ替わったんだそうで、VFR800Fだけではないみたいなんです。
CB400SBも新型は逆になっているらしいです。
さて、前回の試乗では、跨ると大型の威圧感を感じたんですが、いざ納車されたVFR800Fに跨ってみると、全然きつさを感じなかったのです。
幾つかの対策が、しっかり効果を発揮しているようでした。
【1】厚底ブーツ
厚底ブーツがしっかり仕事をしてくれているようです。
今までの経験上、どうやら足つきには、急にバイクを扱いやすくなる一定線というのがあるようです。
おそらくそれは、両足を地面に着いた時に土踏まずの前の縁のあたりまで、指だけではなく、腹の部分と言いますかつま先立ちではない状態くらい着くようになると、急にすべてが楽になり始める境目があるようなのです。
信号待ちなどの停車時の安定感、バイクを立てる時の踏ん張り、取り回し時の腰の位置、すべてに影響があります。
結果、厚底パワーで不安はほぼ払拭されたようです。
【2】ハンドルアジャストプレート
これもいい仕事をしてくれているようです。
試乗の時は腕が突っ張っていた気がするのですが、ハンドルまでのポジションが自然になっています。距離が遠すぎると腕が突っ張って操作が硬くなってしまいますからね。試乗では緊張して硬くなっていたのもありますが。
【3】レバーの距離調整
これもいい感じです。油圧クラッチの恩恵なのかクラッチレバーもアジャスタブルですね。ダイヤルを5段階中の2になっていたので4にしてみました。ブレーキレバーも合わせて5段階中の4に変更。(1が一番遠い)
試乗ではクラッチレバーが遠かったせいで、半クラが難しかったようです。
大体、以上の3つのおかげと言えそうです。
その他、乗り出してすぐに感じたのは、クラッチが重いことでしょうか。比較がCB400SBなので大きくなった分当然なんでしょうが、半クラ状態で維持するのには今までより握力が必要そうです。これは鍛えるしか無いのかな。ある程度乗っていたらそのうち慣れそうですが。
油圧クラッチの特性みたいなもんなのでしょうか、今までのワイヤーのみのものに比べると、レバーを握って遊び部分から切れ始める時の感覚がジワーっと連続していて、いまいちキレる瞬間が分かりづらいのです。
これは距離に慣れるしかなさそうです。
発進トルクも心配していたのですが、試乗の時とは打って変わって、エンストの心配もほとんどなさそうなくらい半クラ発進も問題なさそうな程のトルクを感じました。
結局、試乗の時はレバーが遠かったのでクラッチのつなぎ方が雑になっていただけという落ちかもしれません。
最後に、今後改善したい点。
【1】シフトペダルの位置
厚底ブーツの弊害がここに出ています。シフトアップの時に少し気を使います。ダウンは上から踏むだけなので問題ないのですが、アップの時はつま先をステップとペダルの間に入れる必要があるわけで、一瞬探ってしまいます。踵が高いせいで足全体が上がっているので、つま先をより斜め下に角度を取って入れる必要があるからでしょうね。
もしかすると南海部品の厚底ブーツの方が良かったか・・・
踵だけ厚くて土踏まずの部分は通常なやつ。
今後、納期が遅れているクイックシフターが届いたら、また感覚が変わるかもしれませんが。
でもまあ、足着きの安心感には変えられませんw
たった8Kmでの、最初の感想はこんなところで。
ここ最近、毎週末、微妙な天気が続いてて、全然慣らしができてないのが悲しいです。とにかく雨に濡らしたくなくてw
早く、VFR800Fの慣らしと慣れを終わらせて、真価を堪能したい。